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なめくじ食べるとどうなる?死亡した最悪の例もある!日本でも!

友達と飲んでいる最中にふざけて”なめくじ”を食べたオーストラリアの若者が、寄生虫に感染しその後死亡したそうです。

ナメクジを食べることはあまりないと思いますが、子どもを中心としてナメクジに触る機会は多いと思います。

ナメクジを食べてしまったら、この寄生虫に感染する可能性が高いのでしょうか?ナメクジを触るもの危険なのでしょうか?

日本での発生例や死亡例はあるのでしょうか?

調べましたので、お知らせいたします。

jill111 / Pixabay

 

感染して死亡する可能性は低いが、むやみにナメクジやカタツムリを触らない、食べない!

結論からいうと、

  • この寄生虫に感染して志望する例は高くない
  • ただし、むやみにナメクジやカタツムリを触らない、食べない
  • 日本での発生例もあり、死亡例もある。ただ件数は少ない。
  • 感染しても軽症で済むケースがほとんど、まれに重症化する。

インパクトが強いのでナメクジやカタツムリが怖くなりますが、発生例としては少ないし、仮に感染してしまっても軽症で済むケースが多いようです。

ただ、ナメクジやカタツムリを触ったら手洗いはしましょう。

食べることはほとんど無いと思いますので、日ごろから手洗いの習慣をつけていれば感染する可能性は少なく、心配しなくていいのではないでしょうか。

 

次からは、少し細かく見ていきましょう!

オーストラリアの若者は8年後に死亡

19歳の時に友人達とワインを飲んでいた勢いでその場に現れたナメクジを食べて寄生虫に感染。その後重症化し、昏睡状態に陥った後420日も意識が戻らなかったそうです。

そして意識が回復した後も全身がマヒし24時間介護の状態になり、そして感染から8年後の2018年11月に亡くなりました。

なめくじを食べて死亡した原因は寄生虫「広東住血線虫」

死亡した原因ですが、なめくじに寄生していた『広東充血線虫』という寄生虫が原因でした。

ネズミに寄生しその糞などから、なめくじ、カタツムリ、カエルなどに感染する寄生虫です。その寄生された虫などを食べてしまった人にも寄生します。

軽傷で済む場合が多いですが、まれに重症化するケースもあります。

『広東住血線虫』の読みは?

広東住血線虫の読みですが「かんとん じゅうけつ せんちゅう」と読みます。

万が一「広東住血線虫」に感染した場合の症状は?

感染すると、次のような症状を引き起こします。

臨床症状
2〜35日(平均16日)の潜伏期の後発症し、患者は微熱から中等度の発熱、激しい頭痛、Brudzinski徴候、項部硬直、悪心、嘔吐、Kernig徴候、脳神経麻痺などを示し、さらに筋力の著しい低下、知覚異常、四肢の疼痛などを示すこ ともある。その他、複視、運動失調などを示す場合があり、感染虫体数が多い重篤例では昏睡に陥ったり、死亡する場合もある。本症の典型例では症状が2〜4週間続くが、自然に緩解・治癒し、通常予後はよい。まれに失明、知能遅延、てんかんなどの後遺症を遺すことがある。また、極めてまれではあるが、ヒトの肺動脈から虫体が検出されることもある。眼型の広東住血線虫症では虫体が前眼房や網膜などに発見され、髄膜炎症状を示さず、髄液の好酸球増多を認めない場合もある。

引用:国立感染所鵜研究所「広東充血線虫とは」(IDWR 2004年第25号)https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/384-kanton-intro.html

 

症状は2~4週間ほど続いたのち自然に治癒することが多いようですが、まれに後遺症を残す。また、感染虫体数が多い重篤例では死亡する例もあります。

ということで、今回のオーストラリアの若者は重症化したのち死亡しました。

『広東住血線虫』の日本での症例はある?死亡例は?

日本での症例は数は少ないものの発生しています。沖縄を中心としていくつかの都道府県で発生例があります。死亡例もあります。

少し古い情報ですが、国立感染症研究所の『感染症発生動向調査週報(IDWR)』の2004年第25号(https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/384-kanton-intro.html)

によると、

 広東住血線虫は極東、東南アジア諸国、オーストラリア、太平洋諸島、アフリカ、インド、インド洋の島々、カリブ海の島々、北米などに広く分布しており、

 

特に症例の多い地域は台湾、タイ、ポナペ、ニューカレドニア、タヒチなどである。

 

  わが国では沖縄県、奄美大島を含む南西諸島、鹿児島県、福岡県、広島県、愛知県、静岡県、神奈川県、小笠原父島を含む東京都、北海道など、各地で捕獲され たドブネズミやクマネズミに自然感染が認められており、アフリカマイマイ、スクミリンゴガイなどの貝や数種のナメクジ から第3期感染幼虫(L3)が検出された地域もある。

 

本邦における人体症例はこれまでに少なくとも54例(2003年8月現在)があり、沖縄県での感染例がおよそ61%を占め、眼型は2例、髄液から虫体が検出された症例が2例ある。

 

 感染源については、アフリカマイマイに起因すると考えられるもの15例(沖縄14例、インドネシア1例)、アジアヒキガエルに起因するもの2例(沖縄2例)、ナメクジが感染源と考えられるもの7例(沖縄、静岡各3例、鹿児島1例)であり、残りは感染源不明である。

 

 特記すべきこととして、沖縄において2000年1月から3月にかけての短期間に8例(20歳から62歳、男3名、女5名)の発生が認められており2)、 同年6月には沖縄で、わが国初めての死亡例が発生した(服部ら3)より引用)。

 

2000年に日本でも初めての死亡例があったようです。国内の発生地域としては沖縄が多いようですが、本土でもいくつかの症例があるようです。

発生件数は決して多いとは言えません。

沖縄に行った際にはむやみにナメクジやカタツムリを触らず(もちろん食べず)、日ごろから手洗いをする習慣をもてばそんなに過度に警戒する必要はなさそうです。

インパクトは強いですが

まアジアなどの海外では生ものを食べないようにし、ちゃんと手洗いをする習慣をもてば、大げさに心配することはないように思います。

 

ナメクジを食べて寄生虫に死亡した男性の話と、日本での発生例、死亡例についてお知らせしました。

ありがとうございました。

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