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なめくじ寄生虫で死亡!日本も死亡例アリ!【広東住血線虫】の読みは 

ふざけて食べた”なめくじ”で死亡。オーストラリアの男性

友達と飲んでいる最中にふざけて”なめくじ”を食べた若者が、

寄生虫に感染し

その後

死亡

したそうです。

 

jill111 / Pixabay

 

19歳の時に友人達とワインを飲んでいた勢いで、その場に現れたナメクジを食べて寄生虫に感染。

この方はその後重症化し昏睡状態に陥った後、420日も意識が戻らなかったそうです。

そして意識が回復した後も、全身がマヒし24時間介護の状態になり、そして、感染から8年後、今年11/2に亡くなったそうです。

 

酔っぱらった勢いで、なめくじなどを食べるのは絶対やめましょう。

 

「広東住血線虫」が原因 ”なめくじ”に寄生

 

死亡した原因は、なめくじに寄生していた

『広東充血線虫』

という寄生虫が原因でした。

 

ネズミに寄生し、その糞などから、

なめくじ、カタツムリ、カエルなどに

感染する寄生虫です。

 

その虫などを食べてしまった人にも寄生します。

 

軽傷で済む場合が多いですが、

重症化するケースもある

とのことです。

 

『広東住血線虫』の読みは?

広東住血線虫の読みですが

かんとん じゅうけつ せんちゅう

と読みます。

 

「広東住血線虫」に感染した場合の症状は?

感染すると、次のような症状を引き起こします。

臨床症状
2〜35日(平均16日)の潜伏期の後発症し、患者は微熱から中等度の発熱、激しい頭痛、Brudzinski徴候、項部硬直、悪心、嘔吐、Kernig徴候、脳神経麻痺などを示し、さらに筋力の著しい低下、知覚異常、四肢の疼痛などを示すこ ともある。その他、複視、運動失調などを示す場合があり、感染虫体数が多い重篤例では昏睡に陥ったり、死亡する場合もある。本症の典型例では症状が2〜4週間続くが、自然に緩解・治癒し、通常予後はよい。まれに失明、知能遅延、てんかんなどの後遺症を遺すことがある。また、極めてまれではあるが、ヒトの肺動脈から虫体が検出されることもある。眼型の広東住血線虫症では虫体が前眼房や網膜などに発見され、髄膜炎症状を示さず、髄液の好酸球増多を認めない場合もある。

引用:国立感染所鵜研究所「広東充血線虫とは」(IDWR 2004年第25号)https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/384-kanton-intro.html

 

症状は2~4週間ほど続いたのち、自然に治癒することが多いようですが、まれに後遺症を残す。

また、感染虫体数が多い重篤例では、死亡する例もある。

ということで、今回のオーストラリアの若者は、重症化したのち死亡しました。

 

日本での症例はある?死亡例は?

日本での症例も、数は少ないですが、沖縄を中心にあるようです。

死亡例もあります。

 

少し古い情報ですが、国立感染症研究所の『感染症発生動向調査週報(IDWR)』の2004年第25号(https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/384-kanton-intro.html)

によると、

 広東住血線虫は極東、東南アジア諸国、オーストラリア、太平洋諸島、アフリカ、インド、インド洋の島々、カリブ海の島々、北米などに広く分布しており、

 

特に症例の多い地域は台湾、タイ、ポナペ、ニューカレドニア、タヒチなどである。

 

  わが国では沖縄県、奄美大島を含む南西諸島、鹿児島県、福岡県、広島県、愛知県、静岡県、神奈川県、小笠原父島を含む東京都、北海道など、各地で捕獲され たドブネズミやクマネズミに自然感染が認められており、アフリカマイマイ、スクミリンゴガイなどの貝や数種のナメクジ から第3期感染幼虫(L3)が検出された地域もある。

 

本邦における人体症例はこれまでに少なくとも54例(2003年8月現在)があり、沖縄県での感染例がおよそ61%を占め、眼型は2例、髄液から虫体が検出された症例が2例ある。

 

 感染源については、アフリカマイマイに起因すると考えられるもの15例(沖縄14例、インドネシア1例)、アジアヒキガエルに起因するもの2例(沖縄2例)、ナメクジが感染源と考えられるもの7例(沖縄、静岡各3例、鹿児島1例)であり、残りは感染源不明である。

 

 特記すべきこととして、沖縄において2000年1月から3月にかけての短期間に8例(20歳から62歳、男3名、女5名)の発生が認められており2)、 同年6月には沖縄で、わが国初めての死亡例が発生した(服部ら3)より引用)。

 

2000年に、日本でも初めての死亡例があったようです。

国内の発生地域としては沖縄が多いようです。

そのほか本土でもいくつかの症例があるようです。

 

ただ発生件数は、決して多いとは言えません。

沖縄に行った際には、むやみにナメクジやカタツムリを触らず(もちろん食べず)、日ごろから手洗いをする習慣をもてば、そんなに過度に警戒する必要はなさそうです。

(インパクトは強いですが)

 

また、海外でも生ものを食べないようにし、手洗いをする習慣をもてば、大げさに心配することはないように思います。

 

 

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